スコットランドの家紋? タータン

皆さんこんにちは、Web担当です。

前回は、バッジの元のデザインとなることが多い、ロゴマークの元の一つ、商標(トレードマーク)のお話を少しいたしました。

今回は、先の独立の是非を諮った国民投票のこともあって、にわかに有名になった感じもするスコットランドの伝統的な模様、タータンについてちょろっと調べたことをつらつら書いてみたいと思います。

そのまえに、ユナイテッドキングダム(いわゆるイギリス)とイングランドとスコットランドの違いを復習してみます。

まず、イギリスという言葉自体が、イングランドがなまったもの、ということで一旦脇においておきます。

そして、ユナイテッドキングダム……正式名称がユナイテッドキングダム オブ グレ−トブリテン アンド ノーザンアイランドがイングランド、スコットランド、それから北アイルランドとウェールズの4カ国が連合王国(ユナイテッドキングダム)となったものです。もうちょっと正確に言うと色々あるっぽいですが、歴史のお話じゃないのでざっくり大まかに復習です。

なので、じゃあ南アイルランドはどうなったの!? とかなるとすごーく面倒なことになっちゃうので、割愛です、割愛。

で、今回の主役のスコットランドとユナイテッドキングダムのリーダー格のイングランドの仲があんまり芳しくない。そもそも、対等の関係としてユナイテッドキングダムになったはずが、いろんな政治的中枢その他はイングランド側にあったりするわけなので、それは確かに不満も出ちゃうかなという話です。もちろん、イングランド側にはイングランド側にも言い分はあるようなので、どっちが正しいなんてとても言えないムツカシイことなのですが。

ただ、それ以前に歴史的に見ると、古くからスコットランドはフランスと仲が良く、そしてイングランドはフランスと仲が悪く……という喧嘩し放題な状態だったのです。

しかし、歴史はどうあれ、独立が戦争ではなくて国民投票で是非を問われるようになったっていうのは、とても革新的なことだなぁと思うわけです。

何の話だっけ。そうそう、タータンの話でした。後、完全な余談ですが、このスコットランドの国獣はユニコーン、つまりバッジ専門店のロゴのモチーフと同じなのです。

これはわたしも調べて見るまで全然知りませんでした。国獣というのは、日本で言ったら県の鳥とか、もちろん国鳥みたいなものに相当するようですね。架空の動物が国獣なのは珍しいのかなーと思ったのですが、多くはないですが意外とあるみたいです。双頭の鷲とか、マーライオンとか。

さて、そんな歴史を持つスコットランドですが、日本だとタータンチェックという名前で知られている伝統的な格子柄があります。

そのタータンですが、氏族(クラン)ごとに定められたパターンがあり日本の家紋のようなものとして機能しています。なんと、現在でもスコットランド紋章院がタータンを登録・管理しているそうです。

そして日本の家紋と違うところですが、日本の家紋は分家した場合も同じ家紋を用いるのが通例ですがタータンの場合は、氏族が分かれた場合は新しいパターンをつけることが多いようです。また、日本の家紋は家に一つですが、タータンの場合は氏族を示すクランタータンの他にドレスタータンやモーニングタータンと言われる様々なタータンがあるようです。

更に、階級・身分によって使える色数が決まっており、更に、紫に関しては高貴な色として王族しか使えないとされているようです。紫が高貴な色というのは、日本と同じで面白いですね。

そんな歴史と伝統を持つタータンですが、スコットランドの人は今でも伝統衣装のキルトなどで愛用しているようです。その一方で、日本でも「タータンチェック」なんていってファッションに取り入れたりと幅広く愛されています。

しかし、せっかく氏族を現す……つまり身分や出自を現すようなものなんだから、ロゴと同じように使われてもいいはず! つまりバッジにしてみても面白いんじゃないでしょうか?

ということなので、ちょっとデータを作って見ました。

tartan.jpg

タータンは繰り返してももちろんオシャレですが、バッジサイズだとちょっと細かくなりすぎてしまうので、全体のパターンが分かる程度に、でもど真ん中だとさすがにヤボったいのでずらして配置してみました。

こうしてみると、国旗やロゴマークにも見えますね。

実際に作るとなったら、色数が多くて複雑なので、印刷仕様のバッジになるでしょうか。個人的な趣味としては、印刷面保護を兼ねたエポキシ樹脂を少し多めに盛ってもらって独特の光沢感を生かしたらかっこいいんじゃないかなと思います。

ピンバッジシリーズとして、色々なタータンを作って見るのも面白いかもしれませんね。

Web担でした。