天才ナオ氏とバッジ営業の日々

オンラインショップである『バッジ専門店』には、全国津々浦々の方からバッジ製作のご注文が入ります。窓口となって、お客様のご希望が叶うように最初から最後まで対応するのが営業スタッフです。おもてなしの最前線にいるバッジ専門店の“中の人たち”のこと気になりませんか? 気になりますよね? と少し強引ですが、順次ご紹介していきたいと思います! 今回は「天才ナオ氏」です。

少年の心を忘れない男子

天才ナオ氏は、笑顔を絶やさず穏やかな雰囲気を持つ男性です。紳士風な人物を思い浮かべた人、ごめんなさい。どちらかというと、無邪気な少年のような人です。もしかしたら“いたずら好きな小人”のほうが近いかも!? ちなみにペンネームの「天才ナオ」は本人の希望です。多少はイメージが伝わったでしょうか。

まず個人的に興味を惹かれたのが、「昔、スペインに半年程度ぶらり旅に出ていた」発言です。なんとほかにもエクアドル、アメリカ、コロンビアの滞在経験もあるそうなんですが、確かに底が深いのか浅いのかまったく想像がつかない人なので、さもありなんと納得。渡航の目的を尋ねると「スペイン語取得と、サッカーがしたかったから」と言っていました。サッカー選手になろうとしてたとか??? まあ、これについては、別の機会に掘り下げてみたいと思います。スペイン語は習得したものの、結局、スペインで仕事が見つからず1回帰ってきたということですが、そうじゃなかったらバッジ専門店でお会いすることもなかったと思うと、ご縁ですね。

あっ、1回と言うからには、もしかしたら、また行くつもりなのでしょうか。そのときは、せっかくですからバッジ専門店スペイン出張所とかでお願いします。ぜひスペインのバッジ文化を探ってきてもらいたいものです。

将棋と宇宙とスポーツと

今、天才ナオ氏が熱中していることは、マラソンや水泳、サッカーなどのスポーツをすることだそうです。100km走る「富士五湖ウルトラマラソン」や、山道を87kmも走る「奥武蔵トレイルマラソン」に挑戦していて、びっくりしました。100kmは12時間34分で完走したそうですが、半日も走り続けるなんて想像がつきません。スポーツをすると気持ちいいと言っていましたが、私にとっては未知の領域で間の抜けた返事しかできませんでした。

どうやら「新しいことに挑戦することが大好き」らしいです。新大陸を発見する系のDNAが組み込まれているタイプかもしれません。また、スポーツ系ばかりではなく、将棋と宇宙の話もちょいちょい朝のスピーチで披露してくれるので、基本、多趣味な方のようです。趣味系のピンバッジ製作をお考えの方、お力になれると思います。よかったら声をかけてやってください。

 天才ナオ氏主催の将棋大会トロフィー!

ナオ氏とバッジとの出会い

さて、そんな好奇心旺盛な天才ナオ氏もバッジ専門店に入る前は、バッジ自体を意識したことがなかったとの回答。バッジコレクターでもない限り、たいていの人の場合、校章や社章をつける程度ですからね。これ、私もわかります。入社前はバッジの仕様にこれほどの種類があるなんて考えたことなかったですもの。かれこれバッジ業界にいるうちに、奥深さに気づくというか……。

ちなみに現在の天才ナオ氏個人的趣味バッジは、銀いぶしなどのシンプルな仕様が好きなんですって。渋いところをついてきます。やはり突き詰めるとシンプルに行き着く感じなのでしょうか。

そんな天才ナオ氏に、ずばりバッジ営業の極意を聞いてみました。バッジの仕上がりイメージがはっきりしているお客様の場合は、より希望に近いデザインを再現することに力を注ぎ、そうでない場合は、違った仕様のバッジデザインを数案を出すとのことでした。「一発でバッジデザイン案が通ったとき」に無常の喜びを感じてしまうらしいです。マニアックな喜び(笑)。天才ナオ氏、社内では天然おふざけキャラでクローズアップされがちですが、能ある鷹は爪を隠す、だったんですね。あっ、失礼……。

これからも好奇心を武器に!

最後に、バッジにまつわる面白エピソードとして、弁護士バッジのあるあるネタも教えてくれたので紹介します。

リーガルドラマではお馴染みの菊の花を象ったような弁護士バッジは、実はひまわりがモチーフだとご存知でしたか? 中央に公正と平等を表す「天秤」、その周囲に自由と正義を表す「ひまわり」を配することで、弁護士の理想を表しているんだそうです。

弁護士バッジは日本弁護士連合会が無償貸与しているもので、悪用を防ぐために登録番号が裏に刻印されて厳重管理されています。もし紛失してしまった場合は、官報で紛失の事実が公告されるほか、新たに発行されたバッジの裏に「再」の文字と紛失回数が刻まれるとか。かなり不名誉な出来事ですね……。

だからこそ弁護士バッジは様々なことを物語ります。通常、金メッキされた純銀製の弁護士バッジは、最初はきれいな金色で、使い込まれるほどに金メッキが剥げて渋い銀色になっていきます。この法則でいくと、ピカピカの弁護士バッジを付けているということは、新人弁護士か、バッジ紛失弁護士ということになる!? そこで変な先入観を持たれたくないということで、ピカピカ弁護士バッジを財布の小銭入れにしまうという裏ワザを多くの弁護士の方は使うのだそうです。小銭に揉まれることでメッキが剥げて傷がつくという即席の経年劣化法……。確かにバッジ本体は簡単に貫禄がつきそうですね。

身分だけではなく、経歴まで表してしまうなんて、小さいバッジながらスゴイやつです。そして天才ナオ氏、とってもうれしそうに弁護士バッジの話を教えてくれましたが、無邪気な笑顔でした。これからも、その好奇心を武器にバッジ専門店をもり立ててくださいね!