V鹿貴金属

こんにちはバッジ専門店 社章担当白木です。

金属に付いての説明文を引用させていただきました。

松下徽章発行のV-SHIKA handbook引用です。
社章・ピンバッジ・ピンズでも使われている金属になります。
勉強になりました。

金属は貴金属と卑金属と二通りに大きく分ける事が出来ます。

貴金属とは、金・銀・プラチナ・ロジウム・
イリジウム・ルテニウム・オスミニウムの8種類の金属です。

貴金属の中でも色が美しく、希少性があり、化学的に
安定している宝飾品として利用出来る貴金属は
プラチナ・ゴールド・シルバーになります。

卑金属は、貴金属の対義語になります。
古くは金、銀以外の金属全般を指していました。

ですが、化学的には、イオン化傾向が比較的大きく、安定性が低い。
空気中で熱したりすると容易に酸化される金属を言います。
アルカリ金属・アルカリ土類金属・アルミニウム・亜鉛等がこれらが卑金属となっております。

●白金(プラチナ)
銀白色の金属。展延性があり、粘り強く絹糸のように細く伸ばす事が出来ます。
酸には溶けません。王水には溶けます。(濃硝さんと濃塩酸の混合液)
酸・アルカリ・汗等にも非常に強いです。温泉に付けても変色しませ。
耐久性にもあり比重も高く金、銀に比べてずっしり重いです。
高級バッジに使われます。特に社章です。

●金(ゴールド)
ゴールドは人類が最初に発見した金属です。
天然の金としての塊状で取れます。独自の輝きがあり、変色せず永遠の輝き放ちます。
殆どの金属が白か灰色に対して、色のある金属は金と銅だけです。
金箔は0.001mmまで薄く出来ます。
また、展延性に富み1gで3km位まで、引き延ばす事が出来ます。
高級バッジに使われます。特に社章です。

●銀(シルバー)
電気および熱伝導率。可視光線の反射率は両方共、金属の中で一番高い
光の反射率が極めて高い事から、日本ではしろがね。(白銀・白い金属)と呼ばれていました。
金属の中では比較的化学変化しやすく、空気中の硫黄分(排気ガス等)で表面に硫化物ができ黒ずんできます。
銀食器等に使用されている。高級バッジに使われます。特に社章です。

●錫
原鉱石=錫石として産出します。
銀白色の金属です。
融点が低く230度で溶けます。加工しやすい特徴があります。
酸化皮膜を持つため、酸素の影響を受けず、水とも反応しません。
熱伝導効率も高く、冷たい飲み物などを注ぐと瞬時に同温になります。
変色もなく浄化作用もあり、錆びず、使いこむと程良さがでるのが特徴です。

●鉛
青白色の軟らかい金属です。
空気中では、表面に丈夫な酸化皮膜を作り安定します。
鉛板、鉛菅として使われ、蓄電池の電極・放射脳能線遮蔽板等にも利用されています。
防触のためのメッキとしても、また、合金として、はんだなどの融点の低い合金等の材料に用いる。

●鉄
銀白色の金属です。
赤鉄鉱・磁鉄鉱・黄鉄鉱として、地球上に広く多量に存在する金属です。
強磁性又常磁性を持ちいずれも、展延性に富んでいます。
湿気のない空気中では錆びないです。
酸に溶けて溶けると水素を発生します。高温で水蒸気と反応します。酸素気流中で燃えます。
現代社会の生活に深い関係を持っている金属です。銑鉄、鋼あるいは種々の金属との合金として広く
用いられ、工業的にも最も重要な元素。マグネットのバッジにはかかせない素材です。

●ニッケル
ケイニッケル鉱・針ニッケル鉱・ヒニッケル鉱等が主鉱石です。
鉄より弱い一面、強磁性体、耐触性が高いため、メッキに用いられれ、ステンレス鋼や
硬化等の原料としても使用されています。色味が灰色かかっています。
また、汗などが付いたら劣化する性質があります。

●クロム
銀白色で光沢ある硬い金属です。
表面はすぐに酸化皮膜に覆われ不動態を形成しているので
錆びにくく耐触性がある事から、メッキとしての用途が多いです。
鉄のメッキや合金材料として良く用いられる事も多いです。
バイクなどのパーツのクロムメッキはこちらをメッキしています。

●ロジウム
硬くて脆い銀白色の貴金属です。
反射率が高い金属である事である事から、
カメラ等光学機器装飾品にメッキを利用されます。
また、見栄えも美しい白色で金属として安定しているので
劣化しずらい性質があります。貴金属のバッジのメッキに使います。
ロジウム自体が貴金属なので、ニッケルよりも価値があります。

●アルミニウム
アルミニウムは両性金属です。
銀白色の軟らく軽い固体金属です。熱すると白光を放って燃え上がります。
酸にもアルカリにも溶解する性質があります。
加工しやすいですし、軽く耐触性があり人体に無害であるため、建築。科学・家庭用品等に幅広く利用される優秀な金属です
用途・自転車・硬貨・アルミホイル・アルミ缶・アルミサッシ等

●アンチモニー
鉛と錫・アンチモンを合金した金属です。
卑金属の中間の性質を持っています。
常温では光沢のある銀白色で見栄えしますが硬くて脆い一面を持っている金属。
約630度で溶解します。成型温度が低く加工しやすい金属で重量感もあり、金型に流し込むような成型に向いています。
溶解してものが再び固まるときに体積が増え、鉛を混ぜると強度が増す性質があります。

●カドミウム
亜鉛族元素の一つです。
青みを帯びた銀白色の軟らかい金属の見栄えになります。
軸受けの合金・易融合金・半導体の製造に使います。
耐触性に富み、メッキに適し、中性子を吸収するため、原子炉の制御材として使用されています。
カドミウム塩・カドミウム蒸気は有毒です。イタイイタイ病の主因とされています。

●亜鉛
青みを帯びた銀白色の固体金属です。
酸・アルカリに溶解します。
湿った空気中で灰白色となります。常温では脆い金属です。
摂氏100度から150度では、展延性も増します。
摂氏200度から300度では脆くなります。
電極、メッキ材料、黄銅等の合金材料なるバッジの本体の素材のもとです。