プレスの現場

社章・ピンバッジ・ピンズ・襟章・徽章の業界は分業化が進んでいるため、プレスはプレスの職人さんメッキはメッキの職人さんと分業しています。
プレス関連なので、生地取り・抜きプレス・金型プレスはだいたい同じ場所で作業を行う事が多いです。

「生地取り」

バッジに仕様に合わせて素材を選びます。一般的な素材は「真鍮」「たん銅」貴金属であれば「純金」「プラチナ」などです。素材は大きな板上なのでバッジのサイズより一回り大きい正方形に近い形に機械を使って切断をする事を言います。バッジになる素材を加工する最初の作業です。特に難易度の高い作業ではありません。

「金型プレス」
生地どりで生地を作ったものと使い、バッジの凹凸部分が成型出来るように彫刻された金型を使いバッジの凹凸の成型します。
プレスをすると中央に力がかかり、外に力が逃げようとしながら成形されている事が写真を見ると分かると確認頂けると思います。

「抜きプレス」
金型プレスを行い内部の凹凸部分が成型されている生地をバッジの形に切り取る作業です。
この型を「抜き型」と呼びます。鋼を切断し抜き型の形に合わせて金属がどのように逃げるのかハンドメイドでヤスリをかけて成型した型です。
プレス機にはハンダで接続します。一見簡単な型に見えますが、プレスした際に金属がどのように動くのかわからないと綺麗にかたどれません。しっかりした経験と知識が必要です。

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